986ボクスター 購入時の注意点10選
手の届きやすい価格帯で「初めてのポルシェ」として人気の986ボクスター。しかし登場から20年以上が経過しており、中古市場に出回る車両はコンディションに大きな差があります。「安いから」と飛びつくと、思わぬ修理費で本体価格を超えてしまうことも珍しくありません。そこで今回は、986ボクスターを購入する際に必ずチェックしておきたい注意点を10項目にまとめました。事前にポイントを押さえておけば、失敗を避けて安心してポルシェライフを楽しめます。
1. IMSベアリングの対策状況

986最大の弱点とされるのがIMSベアリング。未対策の場合はエンジンブローのリスクが高いため、交換歴や対策済みかを必ず確認しましょう。
2. RMS(リアメインシール)のオイル漏れ
エンジンとミッションのつなぎ目からオイルが漏れていないかチェック。クラッチ交換時に同時作業されていると安心です。
3. 冷却系統の劣化

ラジエーターやウォーターポンプは経年劣化で漏れや破損が発生しやすい部位。クーラント跡や温度計の動きを確認しましょう。
4. 電動幌の動作

986のオープン機構は不具合が多発するポイント。開閉がスムーズか、異音や途中停止がないか試すことが重要です。
5. ヘッドライトの状態

樹脂レンズの曇りや黄ばみは経年劣化の典型。磨きで改善できる場合もありますが、ユニット交換は片側15万円以上するため要注意です。
6. 内装の加水分解

スイッチやパネルのベタつきは986特有の症状。気になる場合はリペア費用を見込む必要があります。
7. サスペンションとブッシュの劣化

年式的にショックやブッシュがへたっている個体が多く、走行時に異音や直進安定性の悪さが出やすい箇所です。
8. ブレーキ系統

ローターやパッド残量はもちろん、キャリパー固着がないか確認。消耗が進んでいる場合は数十万円規模の整備費が必要になることも。
9. 記録簿と整備履歴
安さよりも整備記録が揃っている個体を優先するのが鉄則。オイル交換や主要部品の交換履歴は必ずチェック。
10. 試乗でのフィーリング
アイドリングの安定性、シフトフィール、加速時のもたつき、異音の有無を自分で確認。走行中の違和感は整備費の前兆かもしれません。
✅ まとめ
- 986ボクスターは価格が手頃だが、年式的に劣化や持病を抱える個体も多い
- IMSベアリング、RMS、冷却系統、電動幌、サスペンションなどは特に重要チェックポイント
- 記録簿や整備履歴が充実している車両を選ぶことで安心度が増す
- 試乗での感覚も含め、総合的に判断することが失敗を防ぐ秘訣
安さに惑わされず、注意点を押さえた上でコンディションの良い個体を選べば、986ボクスターは初めてのポルシェに最適なパートナーとなります。