986ボクスター バッテリー上がり時のトランク開け方
986ボクスターのオーナーにとって、突然のバッテリー上がりは非常に困るトラブルのひとつです。特にこのモデルはバッテリーがフロントトランク内に搭載されているため、バッテリーが完全に上がってしまうと電動トランクロックが作動せず、フロントトランクが開かなくなるという事態が起こります。「バッテリーが上がったのに、どうやってボンネットを開ければいいのか?」と焦る方は少なくありません。この記事では、986ボクスターでバッテリー上がりが発生したときのトランクの開け方と応急処置、再発防止のポイントを詳しく解説します。
1. 986ボクスターのトランクロック構造

986ボクスターはフロント・リアともにトランクを電動リリースで開ける仕組みです。通常は運転席足元のレバー操作またはリモコンキーで開閉できますが、バッテリーが上がるとこれらの電気信号が送れず、ロック解除ができなくなります。したがって「物理的にアクセスできる緊急開放方法」を知っておくことが重要です。
2. 緊急時のフロントトランク開け方

① 室内ヒューズボックス経由で給電
運転席足元のヒューズボックスを開け、専用の給電端子にジャンプスターターや外部電源を接続します。プラス端子は赤色キャップ付きの端子、マイナスは車体アースに接続します。これによりトランクロックに一時的に電力が供給され、運転席のレバーでフロントトランクを開けることができます。
② メカニカルリリースケーブルを使用
一部のモデルには、フロントフェンダー内やヘッドライトユニット裏側に緊急用のワイヤーケーブルが設置されています。これを引っ張ることで物理的にロックを解除できます。ただし位置が分かりにくいため、事前に自分の車両の装備有無と場所を確認しておくことが大切です。
3. リアトランクの開け方

リアトランクも同様に電動リリース式ですが、こちらもヒューズボックスからの外部給電で開けられるケースが多いです。また、リアのテールランプ付近に緊急開放ケーブルがある個体もあり、年式や仕様によって方法が異なります。整備書やオーナーズマニュアルに記載されているので、確認しておくと安心です。
4. 応急処置後の対応
フロントトランクを開けたら、バッテリーにジャンプスターターを直接接続して始動を試みます。もしバッテリーが完全に寿命を迎えている場合は、その場で新品に交換するのが確実です。ジャンプスタートでエンジンがかかっても、走行後すぐにエンストする場合は充電能力が不足しているため、オルタネーターなど充電系統の点検も必要です。
5. 再発防止と予防策
- 定期的なバッテリー点検:電圧や比重を測定し、劣化を早期発見。
- 補助充電器の活用:長期間乗らない場合はバッテリーメンテナーを使用。
- ジャンプスターターを常備:コンパクトなリチウムイオン製ジャンプスターターを積んでおくと安心。
- 緊急開放ケーブルの確認:自車に備わっているかどうかを事前にチェック。
✅ まとめ
- 986ボクスターはバッテリーがフロントトランク内にあるため、バッテリー上がり時はトランクが開かなくなる
- ヒューズボックスから外部給電する方法と、緊急開放ケーブルを引く方法がある
- リアトランクも同様に外部給電や緊急ケーブルで開放可能
- トランクを開けたらジャンプスタートまたはバッテリー交換を行う
- 再発防止には定期点検と予防策の徹底が重要
突然のトラブルでも慌てないために、バッテリー上がり時の対処法を事前に把握しておきましょう。