986ボクスター vs マツダロードスター、日常で楽しめるのはどっち?

投稿日: 2025年9月22日 | 投稿者: yasui

オープン2シーターの世界で、世界的に高い評価を受ける2台が ポルシェ 986ボクスターマツダ ロードスター です。どちらも「走りの楽しさ」を追求したクルマですが、キャラクターや日常での扱いやすさには大きな違いがあります。価格帯も近づき、中古市場ではどちらを選ぶか悩む人も少なくありません。そこで本記事では「日常で楽しめるのはどっちか?」という視点で、両者を比較していきます。


1. 駆動方式と走行フィール

  • 986ボクスター(MR) エンジンを中央に搭載するミッドシップレイアウト。コーナリング性能は非常に高く、旋回中の安定感とシャープなレスポンスはまさにスポーツカーの理想形。走りを突き詰めたい人に向いています。
  • ロードスター(FR) 前後重量配分50:50のFR。軽量ボディとシンプルなメカニズムにより、「人馬一体」のキャッチコピーどおり直感的な楽しさがあります。スピードを出さなくても心地よさを味わえるのが魅力です。

👉 サーキットやワインディングで高い次元の走りを求めるならボクスター、日常の速度域でも楽しめるのはロードスターです。

2. エンジンのキャラクター

M96型エンジン
  • 986ボクスター 2.5L/2.7L/3.2Lのフラット6を搭載。独特のサウンドとトルクフルな加速感はポルシェならでは。アクセルを踏み込むと高級スポーツの世界を体感できます。
  • ロードスター 1.6L〜2.0Lの直列4気筒。絶対的なパワーは控えめですが、軽量ボディと組み合わさることで十分な爽快感を発揮。日常の街乗りやちょっとした峠道でも楽しめるキャラクターです。

3. 維持費と信頼性

UnsplashMichał Robakが撮影した写真
  • 986ボクスター 税金は重課税で2.7Lモデルが58,600円、3.2Lは66,700円。さらにIMSベアリングなどの持病対策が必要で、整備費も国産車より高額。年間維持費は40〜60万円が目安です。
  • ロードスター 排気量が小さいため自動車税も安く、部品代や整備費用も手頃。年間維持費は20〜30万円程度に収まることが多く、日常使いには安心感があります。

👉 コストを抑えてオープンカーを楽しむならロードスターが有利。ボクスターは高額だが「ポルシェを維持する喜び」が得られます。

4. 実用性と快適性

  • 986ボクスター 前後トランクを備えており、オープン2シーターとしては収納力が優秀。旅行や普段使いにもある程度対応可能。ただし車幅は広く、都市部では取り回しに注意が必要です。
  • ロードスター トランクは小ぶりですが、車体がコンパクトなため街中や駐車場で扱いやすい。燃費もボクスターより良好で、日常の足としても気軽に使えます。

5. 所有感とブランド

UnsplashMichał Robakが撮影した写真
  • 986ボクスター ポルシェのエンブレムを所有する満足感は圧倒的。フラット6サウンドやブランド力は他のオープンカーでは得られない魅力です。
  • ロードスター 世界的に評価される「手頃で最高に楽しいライトウェイトスポーツ」というブランドを持ちます。派手さはないものの、所有者同士のコミュニティも盛んで満足感は高いです。

✅ まとめ

  • 走りの純度や高次元のコーナリング性能を求めるなら986ボクスター
  • 街乗りから通勤・買い物まで「日常で気軽に楽しむ」ならマツダロードスター
  • 維持費は倍以上の差があり、予算やライフスタイルに直結する

結論として、日常で楽しめる度合いではロードスターが一歩リード。ただし「ポルシェのフラット6を味わえる喜び」はボクスターならではで、走りを極めたい人には代えがたい存在です。

あわせて読みたい記事

お問い合わせ 車両を見に行く