986だけじゃない!996・987・ケイマンでも発生する「エアコンスポンジ問題」の真実
「エアコンから黒い粉(スポンジ)が出てくるのは、986ボクスターだけの話でしょ?」
そう思われがちですが、実は違います。
このトラブルは、996(911)・987ボクスター・ケイマンといった同世代〜後継世代のポルシェでも、共通して発生する問題です。
この記事では、
- なぜ他車種でも起きるのか
- 車種ごとの注意点
- 修理を諦める前に知っておくべきこと
を、986専門店の視点から解説します。
結論:構造が同じなら、起きるトラブルも同じ

まず結論から。
996・987・ケイマンでも、エアコンスポンジ問題は起きます。
理由は単純で、エアコン内部の基本構造が986とほぼ共通だからです。
- 冷風と温風を切り替えるフラップ構造
- フラップの穴を塞ぐためのスポンジ
- 経年で加水分解する素材
この仕組み自体が同じであれば、
年数が経てば同じ不具合が起きるのは自然なことです。
996(911)でも発生するスポンジ劣化

996型911は、986ボクスターと多くの部品を共有しています。
そのため、
- 吹き出し口から黒い粉が出る
- 冷暖房の効きが悪くなる
- ガス補充しても改善しない
といった症状は、996でも珍しくありません。
「911だから大丈夫」
「ボクスターより高級だから平気」
ということはなく、むしろ同世代なら同じ悩みを抱える可能性が高いと考えたほうが現実的です。
987・ケイマン・997は「起きにくいが、直しにくい」

987ボクスターやケイマン、そして997型911でも、エアコン内部のスポンジ劣化は発生します。
この世代は、
- 設計が新しくなり、発生頻度はやや低下
- しかし内部構造が複雑化し、作業難易度は上昇
という特徴があります。
特に997前期は、
- 基本思想は996世代を引き継いでいる
- エアコン内部のフラップ構造も類似
そのため、
- 冷えが弱い
- 暖まりが悪い
- ガスは問題ないのに効かない
といった症状が出るケースがあります。
なぜ997は「安心」と思われがちなのか?

997は、
- 内外装の質感向上
- 電子制御の進化
- 世代が新しいという印象
から、
「この世代なら大丈夫」と思われがちです。
しかし実際には、
- 素材は経年劣化する
- スポンジは例外なく加水分解する
ため、年数が経てば同じ問題が起きる可能性があります。
それでも構造の考え方は986と共通
987・ケイマン・997は、確かに作業性は悪くなっています。
ただし、
- スポンジで穴を塞ぐ
- 冷風と温風を分離する
という基本構造の考え方は986と共通です。
つまり、経験と構造理解があれば、対応は可能ということです。
986専門店のノウハウが、他車種にも活きる理由

当店は、986ボクスターを中心に同じ症状を何台も見てきました。
- どこが劣化するのか
- どこを直せば体感が変わるのか
- どこは無理に触らなくていいのか
この積み重ねたノウハウは、
- 996
- 997
- 987
- ケイマン
といった車種にも、そのまま応用できます。
「全部バラさないと直らない」
「高額になるのは仕方ない」
そう決めつける前に、一度、専門店の視点で見直す価値があります。
他店で断られた・高額だった方へ

実際に、
- ディーラーで高額見積もりが出た
- 作業不可と言われた
- 費用が見合わず放置している
という相談は、決して少なくありません。
もちろん、車両状態や症状によって対応できないケースもあります。
ただし、
「修理できない」のではなく
「その店ではやらない・やれない」
というケースも多いのが現実です。
諦める前に、一度ご相談ください

- 黒いスポンジが出ている
- エアコンの効きが悪い
- ガス補充しても改善しない
こうした症状があれば、車種を問わず一度ご相談ください。
👉 具体的な修理方法・価格の目安については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶︎【大阪】986ボクスターのエアコンスポンジ対策が4万円〜!専門店だからできる高コスパ修理
986だけの問題だと思って放置していると、気づいた時には修理範囲が広がっていることもあります。
996・997・987・ケイマンオーナーの方も、「仕方ない」と諦める前に、一度、専門店の意見を聞いてみてください。